自費じゃなく商業出版のススメ?
覚悟がなければ商業出版するな
人気ブロガーで目をつけてもらって商業出版を実現したある女性は、その後、本を出版し続けています。
それはもはや彼女のビジネスであり、定期的に出版できるのも、彼女自身の覚悟が出来ているからです。
きっかけが何であれ、商業出版の世界に入って本を一冊出せば、数字が出れば次の本を出すことは、実はたやすいことです。著者の覚悟があればその道は開けます。
だから、最初のきっかけをつくることと、本を一冊出版できたとしても、また次も書くぞ、という覚悟、さらには、そういった世界でやっていく覚悟が出来なければ、出したところですぐに終わるでしょう。
そして、私も、駆け出しの頃、自分が本を最初に出すきっかけを作ることに必死でしたし、本を書く世界があることを知ってからは、もうその道でやっていくんだ、という覚悟をしていました。
本の企画が通ってもいないのに、会社をやめて、その道ときめていたのです。
そこに、一冊本を出せればいいの、とか、本を出す夢を叶えたいの、とか、そんな生半可な気持ちはありませんでした。
何が何でもその道にしがみついてやるんだ、と、今思うと、情熱だけはすごかったと思います。
紆余曲折ありましたけど、この情熱と覚悟があったからこそ、ダメ出しされても鈍感でいられたし、困難も乗り越えられたのだと思います。
しかし、これ、本を出す人が誰でもそうかといったらそうでもないのです。
その道を目指していたって、本気度が足りなければ、やはり道はひらけません。
商業出版は最終手段でもいい。時代のツールを活かしてまずは自費出版もあり!
さて、今日のブログで何が言いたいかというと、自分が商業出版をしてきたからといって、すべての人が商業出版で本を出せ、とは私は言いたくないということなのです。
実は、冒頭の女性ブロガーは、ブログで、自費出版よりも商業出版を目指しなさいということを書いていました。
最近、自費出版で本を出さないかという勧誘にのって、トラブルになるケースが増えています。以前に、私もブログにアップしていますが、いかにもあなたのブログは選ばれたのです!と言わんばかりな文句で営業をするのですね。
そのトラブルが多いから、こういった自費出版業者を低く見るわけですが、私は、すべての人が出版社で本を出せるわけではないのだから、自分で本を出す手段が今の時代は十分に用意されているので、自費でやりたい人はやればいいと思うのです。
ただ、実際、自費出版でも、紙の本を作ろうとすれば、それだけ制作費がかかってきますから、お金がかかって当然。
しかも、文章だけならばともかく、図解にしたい、イラストをたくさん入れたい、オールカラーにしたい、A4版にしたい、しかも専門書であれもこれも、と要望を高くしたら、それだけ、制作費のみならず、編集費だって、校正費だって、デザイン費だって何倍にふくれあがります。
自費がお金がかかるのは超あたりまえのことなのです。
それで、高いだの、安いだの、と素人は言うわけですが。
では、お金をかけずに出版する方法はないのだろうか、といったら、それが電子出版であり、PODです。今の時代のシステムを使って工夫していくのです。
お金がかかるから商業出版にしろ?
自費で出しても売れないから商業出版しないとダメ?
そうじゃないと私は思いますね。
書きたければ即行動!プロに学べ!成長と時間がお金で買えるのだ!
もちろん、誰だって本を書いて売れて欲しいと思う。しかし、その前に、本を書く過程を経験せずして、商業出版か自費出版かなんて悩む必要はないのです。
書きたければ、今の思いの丈をまず書き出して形にしてみぃ!!
本当に本を出したければ、それはできるでしょう。商業出版か自費出版かの前に、自分は何が書けて、何を伝えられるのか。また、どれぐらいの知名度や訴求力があるのか。
ブログに訪れる人数が半端なく、メルマガも大人気。ネットじゃ有名よ!
あるいは、ビジネスのすごいアイデアで大成功していて、ウハウハ稼いでいるとか、そういった背景ですでにあるのならば、そんまま商業出版を目指しなさい。
そういう人は、きっと見せ方も何か光る物があるし、また、人を引きつけられる何かをもっているから、商業出版で本を出しても目立つ可能性は高いのです。それに、出版社も、売れる見込みが立てられるから。
しかし、実際、知名度もなし、ブログに訪れる人数なんてもしれている、自分と似たような事をやっている人はごまんといるのであれば、本を出したければ、自費出版でまずは書いて、それをベースにビジネスを広げていくことを考えた方が、よほど有意義なのです。
多少お金がかかっても、本を書くことで、自身を成長させることができます。つまり、自分に投資するのです。
自分で出版をして、たとえ売れなかったとしても、それは、本を書く前よりもマイナスな自分になっていますか?
いやあ、そうじゃない。投資した以上に、本を書いたという達成感により成長できているはずです。
自信がつけば、人生が明るくなるし、何よりも自分をアピールする道具として本は使える。
2冊目、3冊目と書けばいい。そして、もっと自信と実績がついたら、そこで商業出版を目指せばいい。
それまでに書いたものがあなたのプロフィールを強烈にアピールするツールとなるので、企画がが通る率も高くなるのです。
結局、商業出版を目指せ!なんていうけど、そんなのは、商業出版を斡旋して中間マージンをとりたい業者の言葉か、著者を探しきれない出版社の言葉、あるいは、冒頭の人のようにカリスマだから言える言葉。
本の企画が通ったら本を書かなければならい。その覚悟ありますか?そのまえに、ほんとにちゃんと書けますか?
チャレンジするのはかまいません。目標が高いのは良いことです。しかし、目標を達成するためには、あらゆる手段を講じてトライして、チャンスをつかんでいくことは大切です。
それに、商業出版といえども、中には、本を出す条件として、2千冊買い取りとかそういった契約をしてくるところもあって、結局、150万、200万とお金がかかることもあります。
それだったら自費出版と同じじゃないですか。
ある出版社が主催して、各地で素人が企画を持ち寄って、数ヶ月に一度企画会議をしていますが、企画が通るまでに1年とかかかるみたい。そんなの時間の無駄ですわ。
本を書きたければ、企画が通ったら、じゃなくて、まずは書いてみる。
小説家になりたい人が、ネットを利用して、自作小説をどんどん書くよね。それなんですよ。大事なのは。
無謀な目標に時間をかけてトライするのならば、うちにいらっしゃい。
プロに学べば、効率よく本を書く事が出来、結果を早く出せます。
結局、投資したお金で時間も成長も買えること請け合いです。
ちなみに、でんでんむし出版は、電子書籍をベースに原稿執筆指導を含めて総合的にフォローをする体制を敷いていますが、実は、裏で、
*商業出版用の企画書作成コンサルティング
*紙の本の制作
*他社で契約したけど執筆で困っている人の救済
もやっています。
お気軽にご相談くださいませ。
投稿者プロフィール
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でんでんむし出版代表 傍嶋恵子(そばじまけいこ)
1997年より、パソコン普及期に必要とされたパソコン解説書を、テクニカルライターとして13年間にわたって約60冊執筆。豊富なライティングと書籍企画経験や実績を生かして、2013年、電子書籍出版を支援する「でんでんむし出版」を設立。セルフパブリッシングを支援。また、電子書籍の普及による出版事情を考慮し、「本を書く」ということを寛容に捕らえて、現代のおける人々の情報発信の重要性に目を向けるている。「本を書く」というと、多く出版社は「本を作る」ことに焦点を置く。が、コンテンツの指導ができない出版社が多いなか、本の内容に対して指導をし、優良なコンテンツを作り上げるところを強みとしている。
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