文章を書く前に思考のアウトプットに慣れよう

ワークで知った思考のアウトプット力

今日は、地元のマルシェで、「偏愛マップ」なるワークと出会いました。

この「偏愛マップ」は、齋藤孝先生が考案された、コミュニケーションを円滑にするためのワークだそうです。

ワークは、最初、自分の好きなモノをとにかく好きに書き出すことから始まります。理由は考えない。

で、最終的に、隣の人と書き出したものを交換して、気になることについて質問したり、話したりしていくのだそう。それで、思わぬ共通事項が見つかったりなどして、相手とコミュニケーションがとれるというのですね。

アプトプットすることで脳の言語回路が鍛えられる

これをやりながら、「やっぱり思考を普段からアウトプットすることは大切だな」と感じたと同時に、これから本を書きたいと思っている方には、「今からアウトプットの訓練を推奨したい」と改めて感じました。

なぜ、そんな結論になったかというと、ワークで、サクっと好きなものを書き出した私の紙をみて、主催者の方が、「こんな短時間でたくさん書けた人はほとんど見たことがない」と言ったからです。

え?そんなに私書いたの?と思うと、5分とか10分弱で68個書いていました。

どんどん思いつくものが出てきたので普通に書いていましたが、確かに周囲の方と比べると4~5倍は書いていたかも・・(^_^)v

別に、数を競うわけではないのです。

ただ、どうしてこんなに言葉が出るのかといったら、やはり、「書くコト」が職業ですからね。その分、思考をアウトプットすることに慣れているからだと思うのです。

頭の中で感じたことなどをすぐに言葉にできるのは、普段やっていることに過ぎなく、脳の回路が活性化されているからです。

また、書くことは、自分と向き合っていくことでもあります。

自分のブログやSNS投稿もそうですが、たとえば、何か1つを真面目に説明することに対しても、表現をするということは、やはり自分と向き合うことでもあるんですよね。

結果、日々やっているから、自分のことがある程度言語化できるのかもしれません。また、これによって、自分のことを客観的に判断できるようになるのは事実です。

思考を言葉にしたことによって、人ははじめて「理解」しますから。

自分のことを言葉にすれば、自分自身を理解できて、しっくりとくるわけですね。

文章を書くならば、文章力云々の前に、思考のアウトプットが先

結局、これは、「本を書くには」という話にも実はつながることだと思いました。

いきなり本を書こうとしても、文章が書けないと感じる方は少なくなりません。

文章が書けないのは、思考がまとまらないからです。

で、思考がまとまらないということは、言葉にすることに慣れていないからなのです。

逆を言いましょう。

言葉にすることを訓練すれば、思考がまとまるようになるということです。

つまり、文章を書くということは、文章力の前に、思考をアウトプットすることです。

本を書く準備は、まずはアウトプットすることを今から始めて

「文章苦手だから」とか「文章下手だし、得意でないし」という前に、思考をアウトプットすることに慣れなきゃ、文章をつづるのは大変なのです。

けれども、アプトプットに慣れれば、文章は書けるようになります。

あとは、文章は技術ですから学べば上手に書けるようになります。

何をするにも「文章が!!」と壁になってしまうかたは、少しずつでもいいので、毎日、自分の思考を書き出す訓練を今からしていきましょう。

すると、いざ本を書くチャンスがやってきたときも、「書けるかも!」ってすぐに進むことができるはず。

私が、たくさん好きなことを一気に書き出す事ができたのは能力でもなんでもなく、単に言葉にすることに慣れているだけだったということです。

ちなみに、話すこともアウトプットですが、書くことの方が、思考をアウトプットする力は断然つきます。

さて、あなたは、自分が好きなことをいくつあげられるでしょうか。10分ぐらいで書き出してみてください。箇条書きでOK。たとえば、カテゴリー化して、「本」ならば、本のタイトルや作家、「映画」ならば映画のタイトル、「色」とか「季節」とか、「料理」とか、「遊び」とかなんでも思いつくものを書けばいいのです。やってみてね。

 

 

 

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投稿者プロフィール

sobaco
sobaco出版コンサルタント・テクニカルライター
でんでんむし出版代表 傍嶋恵子(そばじまけいこ)
1997年より、パソコン普及期に必要とされたパソコン解説書を、テクニカルライターとして13年間にわたって約60冊執筆。豊富なライティングと書籍企画経験や実績を生かして、2013年、電子書籍出版を支援する「でんでんむし出版」を設立。セルフパブリッシングを支援。また、電子書籍の普及による出版事情を考慮し、「本を書く」ということを寛容に捕らえて、現代のおける人々の情報発信の重要性に目を向けるている。「本を書く」というと、多く出版社は「本を作る」ことに焦点を置く。が、コンテンツの指導ができない出版社が多いなか、本の内容に対して指導をし、優良なコンテンツを作り上げるところを強みとしている。

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