第3の出版形態はミニコンテンツで電子出版がおすすめ!
電子書籍は、電子端末の特長と時代背景から考えると、ミニコンテンツをまとめて出版するのに向いています。
今まで、「本を書きませんか」とダイレクトにアプローチをかけましたが、多くの人が一歩踏み出せないようでした。
やはり出版は敷居が高いのだなあ、と感じていて、それをなんとか「そうじゃないよ」と説得をしようと試みていましたが、私の中で1つひっかかっていたことがあってうまく説明がつかなかったのです。
こんにちは。電子出版ナビゲータの傍嶋恵子です。
電子書籍はミニコンテンツでちょうどいいワケとは?
私のセミナーに参加してもらうとわかるのですが、「本は普通の本の半分ぐらいの量でいいよ」ということで書籍執筆を進めています。
しかし考えたら、コンサルに参加しないと「普段の半分でいい」という事実がわからないというのは、ビジネスの宣伝の仕方としてももったいなかったな、ということに今頃気づきました(笑)
今、セミナー活動をやっている人は、セミナー1つでおそらくミニコンテンツの本が書けますし、ブログ書いている人は、ブログのテーマがあるわけですから、それで一つのコンテンツができるはず。
仮に、自伝や体験談でも、強烈な時代や人生で見つかった大きな気づきなどにしぼれば、一つのコンテンツができてしまうこと。
ちょっと前のブログでも触れましたが、電子出版では、ミニコンテンツで十分に本としての体裁を保てます。
むしろその方がいいのです。
なぜならば、インターネットが普及してから確実に情報過多になっているからです。
これだけ溢れかえる情報から、人々は、自分が知りたい情報をサクっと調べて知りたいのです。
このとき利用するのは、ネット検索ですね。最近は、このネット検索よりも、InstagramやTwitterなどでの検索が主流という話も聞きますが、いずれの方法にしても、「素早く情報を拾いたい」というのが、多くの人々の願いです。
さらに、「効率よく」、「ポイントだけ」というのが付いてきます。
そういう時代背景なんだから、本だって「ミニコンテンツ」でいいじゃない?
ただ、紙の本をミニコンテンツにしちゃうと、本の厚みが出ない。すると、見栄えがよくないですね。
だからたくさんの分量を書く必要が出てきます。
しかし、電子出版は、表紙だけでいいですから。
仮に、電子書籍の内容を紙の本に印刷をしたところで、薄い本になって却って、人々は持ち歩きやすい、薄いからすぐに読めると判断してくれるから、案外読んでくれるものなのです。
ネット時代にノってワクワクしよう!
これは時代の流れですね。
そこにさらに電子出版が可能になり、多くの人々にあたりまえのように受け入れられるようになってきました。
今までにはない、情報発信環境が整ったということです。
であれば、時代にあった本の出版方法があってもいいのですね。
それが、第3の出版の形、ミニコンテンツ出版です。
電子書籍は、スマホやタブレットで読むとき画面をフリップして読みます。
紙の本を開いてじっくりと読むというよりは、サッサっと流し読みしていく感じ。
だから、サーーと本を一読して、その人が求めている情報をコンパクトに伝えるようにすることが、一つの良書の形ではないかと私は考えます。もっとも、読みやすい、わかりやすい、スラスラ読めるというのにはテクニックは必要ですけどね。
商業出版ですら30分でゲラが読めることが求められる時代
大手の商業出版社の営業マンの話を聞いたことがあります。
商業出版では、営業マンが本を持って書店周りをして営業をしますが、営業マンが書店に一押しする本の特長は、「30分でゲラが読める」だそうです。
ゲラとは、本の印刷前の原稿です。ビジネス書ならば、営業マンが30分で読めること。そういう本は、数字が出るというのです。
紙の本とはいえ、多くの人が手っ取り早く情報を取得したいという人々の反応がここでもうかがえるようですね。
古くから出版に関わっている人や、古典的なビジネス書を好む人にしたら、最近のブランディング目的などの本の出版を否定的だという話も聞きます。ブランディング目的の本は、本じゃない、という判断のようです。
でも、確実に時代が変わったのですから、古いところにしがみつかず、新しい手法を取り入れて臨機応変に世の中を渡り歩いていくのが最も賢いやり方だと私は思います。
もう一つ言うと、ミニコンテンツ出版は、商業出版への第一歩でもあると思いますよ。その話はまた後日。
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投稿者プロフィール
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でんでんむし出版代表 傍嶋恵子(そばじまけいこ)
1997年より、パソコン普及期に必要とされたパソコン解説書を、テクニカルライターとして13年間にわたって約60冊執筆。豊富なライティングと書籍企画経験や実績を生かして、2013年、電子書籍出版を支援する「でんでんむし出版」を設立。セルフパブリッシングを支援。また、電子書籍の普及による出版事情を考慮し、「本を書く」ということを寛容に捕らえて、現代のおける人々の情報発信の重要性に目を向けるている。「本を書く」というと、多く出版社は「本を作る」ことに焦点を置く。が、コンテンツの指導ができない出版社が多いなか、本の内容に対して指導をし、優良なコンテンツを作り上げるところを強みとしている。
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