電子書籍を書く人のメリットとは?
九州地方の皆様、お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げると共に、いち早い復興を祈っています。
本はやっぱり紙がいい……?
このブログを見ているそこのあなた? 電子書籍を読みますか?
きっと、電子書籍を読む機会が多い人と、まったくそうでない人と大きく2つに別れると思います。
大抵の人は、「やっぱり本は紙じゃなきゃ!」という感覚ではないでしょうか?
こんにちは。あなたのいつかを実現する出版ナビゲーター、SOBACOこと、傍嶋恵子です。
私もどちらかというと、まだ紙の本を読む傾向が強いです。
紙で読む書籍と電子書籍は、私の中で棲み分けができているようです。
たとえばじっくりゆっくりと読みたい本は紙。
サっと素早く情報を得たい本は電子。
そんな感覚です。
だから、小説などはどちらかというと文庫本が多いですね。
一方、ビジネス系やIT、自己啓発系などは、電子書籍が多いです。
電子書籍の良いところは、24時間いつでも購入ができるというところ。
突然、「あ、そういえば!」と思ってすぐに本を調べたくなることがあります。
Amazonプライムの特急便でも遅い。とにかく、すぐに本が欲しい、といったとき、電子書籍で出版されていると、サっと決済して手にすることができます。
こういう点、せっかちな自分には電子書籍はあっているかもしれません。電子書籍は慣れれば、便利に読んでいけると思います。
毛嫌いしないでくだしさいね(^^ゞ
電子書籍出版をする著者のすごいメリット
では、本を書く人にとって、電子書籍の出版はどんなメリットがあると思いますか?
電子出版は、手にとって本を実感できるわけではないので、感覚は物足らないかも。できれば、紙の本の方が「本を書いた」という実感があるはずです。
でも、実は、そこは本人のこだわりに過ぎず、著者は、本を書いてしまったら自分の本をほとんど読まないから、紙じゃなくてもいいのです。
それでも、本を手にとって実感したいというのならば、電子書籍をオンデマンド印刷して本を作ってしまえばいいのです(コストは嵩みますが)。そして、必要な部数だけを用意すれば解決できますね。
本を読むのは読者です。それが電子書籍でも、本を読みたいと思ったら読むはずですから。それに、紙にすると荷物になったり、机に置けば場所を占有することもあり、案外電子のほうが喜ばれるかもしれません。
けれども、電子出版は実はすごいことなのですよ。それについてちょっとまとめましょう。
在庫を持たなくてもいい
電子書籍は、電子であるがため、在庫が不要です。これはすごいことなのです。普通に出版すると、紙の本ですから在庫の保管場所が必要になるのですね。商業出版の場合は、出版社側で保管をしてくれますが、それも経費がかかることです。そしてブックオフなどに行けば、「あれ、自分の本が!ガーン」となるかもしれません。
一方、紙の自費出版の場合は、一定の保管期間が過ぎると、多分、著者のもとへ返送されます。
これが、またすごい量かもしれませんね。在庫引き取りで、せっかく出した本に空しい思いもするかもしれません。
ところが、電子書籍は売れなくても、在庫が戻ることはないのです。後からがっくりとすることも少ないでしょう。
書店に並び続ける
電子出版は、書店から本を引かない限り並び続けます。
これは、2年前に、でんでんむし出版から出している本の売上を見ているとわかるのですが、どの本もなんだかんだと継続的に数字を出しています。
もちろん、それは微々たる数字かもしれませんが。
しかし、紙の書籍はよっぽど売れない限り、書店の棚から一週間とか、長くても数ヶ月とかで姿を消します。今は、ネットの書店でも買えますから救われるところはありますが、在庫がなくなったらそれで終わり。出版社側が増刷をかけなければ、本は無くなっていくのです。で、そのうち「絶版」になります。
電子書籍は、それに比べ、販売を取り消さない限り10年でも平気で並び続けていくことでしょう。
やぱりすごいです。
世界に向けて販売ができる
世界に向けて販売ができるというのもすごいことなのですよ!
Amazon kindleでは、全世界に発信することができます。日本に住んでいると、日本の中だけで流通すればいいと考えがちですが、日本人は全世界にたくさんいると思います。そんな方々にもあなたの本が届くのですから、すごいことですね。
また、日本語に強い外国人も多いですから、あなたの本も、海外へ出ていく可能性が十分にあります。
私が商業出版していたころも1度あったのですが、私が書いた本を韓国語に訳して販売させて欲しいという依頼があって、許可したことがあります。だから、本は誰が見ているかわからないのです。
こうやって考え行くと、電子出版は、とてつもない魅力を抱えているのだと思います。
なかなか実感がないからわかりにくいのですが、自分で書いて作った書籍が、販売ルートに載せれば全世界へすぐに発信できるのは、いやはや本当にすごいことなのです。
あなたも世界のスーパースターになることも夢じゃない!?そんな夢を持って本を書くのも、ワクワクして楽しいと思います!
SOBACO拝
投稿者プロフィール
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でんでんむし出版代表 傍嶋恵子(そばじまけいこ)
1997年より、パソコン普及期に必要とされたパソコン解説書を、テクニカルライターとして13年間にわたって約60冊執筆。豊富なライティングと書籍企画経験や実績を生かして、2013年、電子書籍出版を支援する「でんでんむし出版」を設立。セルフパブリッシングを支援。また、電子書籍の普及による出版事情を考慮し、「本を書く」ということを寛容に捕らえて、現代のおける人々の情報発信の重要性に目を向けるている。「本を書く」というと、多く出版社は「本を作る」ことに焦点を置く。が、コンテンツの指導ができない出版社が多いなか、本の内容に対して指導をし、優良なコンテンツを作り上げるところを強みとしている。
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